みんなの一生、いくら必要?ケース2【金銭感覚、家計管理】
ケース1に続き、他の場合を想定していきます。
■ケース2
22歳に大学卒業後、一生独身(子どもなし)で、85歳に亡くなる
最初に結論ですが、一人で約一億円必要です。
内訳をじっくり考えていきます。
ケース2
■大学卒業後22歳~85歳まで63年間の平均支出
→年間162万円
内訳
・家賃 5万円
・食費 3万円
・水道光熱費 1万円
・通信費 0.5万円
・日用品 0.5万円~
・服 0.5万円~
・娯楽、交際、教養 1万円
・自動車関係
保険 1万円
税金 0.5万円
ガソリン 0.5万円
車本体代、旅行代、、、などなどをすべてゼロ円として考えていきます。必要なら最後に足してみてください。
63年間の合計で約1億円必要となります。
ただし、自動車代、住宅、旅行、などをすべて省いてこの金額です。
安いなと思ったでしょうか?
高いなと思ったでしょうか?
では、皆さんはいくらあれば満足した人生を送れると思うでしょうか?
あるいは、いくら稼ぎたいと思うでしょうか?
参考として、今の日本の平均的な稼ぎの例を提示します。
2つの要素(本人の収入、老後の想定される年金収入)で考えます。
■本人の収入
平均賃金(すべての年齢層)→432万円
ここから所得税、住民税、年金保険料、健康保険保険料を納めるので、
結果として約330万円受け取れます
(このように、税金などを引かれたあと給料を、手取りといいます。)
■年金
現時点では65歳から受けとれます。
本人の手取りとして年間155万円受け取れます
65歳まで働くとして、
約1億7290万円のお金を手にします。
まとめ
独身で生涯を終えた場合は、1億円は最低必要である。
一人で平均的に得られるお金は約1億7200万円である。
ということは、マイホームや自動車、旅行などに使えるお金は約7200万円あるということです。
これを知った上で皆さんの人生を考えてみてください。
「金銭感覚とは、先を見通す力」
2013年 河出文庫 金子哲雄 「学校では教えてくれないお金の話」P3より引用
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