①身近な税金を知ろう! どんな税金をどれくらい納めているのかを知れば、社会の仕組みが見えてくる!
税金ってどんなものがあり、どれくらい納めているんだろう?
実感しやすいように、モデルケースを想定します。会社員の人で、年収400万円(月収30万円、ボーナス40万円)、家族構成は父、母、小学生の子の3人家族で想定していきます。
給料をもらう時
■所得税 約8万円
これは国に納めます(国税)
■住民税 約13万円
これは住んでいる市町村や都道府県に納めます(地方税)
■社会保険料(厳密には税金ではありませんが、税金みたいなものなので含めます) 合計約62万円
内訳
- 健康保険料 約20万円
- 厚生年金保険料 約40万円
- 雇用保険料 約2万円
給与明細を持っている人は是非見てみてください。
まだ学生の方は将来こういった税金を、これぐらい納めるのかなと知っておいてください。
あと、気づいたでしょうか?所得税、住民税なんかよりもはるかに大きいお金が社会保険料として徴収されているんですよ。ちなみに、30年前になら社会保険料は合計で約40万円だったんですよ。
- 健康保険料 約16万円
- 厚生年金保険料 約22.5万円
- 雇用保険料 約2万円
私たちは30年前の同じケースの人より社会保険料を20万円以上も負担しているということですね。
会社員、年収400万円、3人家族だと、実際にもらえるお金は約315万円である。85万円は強制的に徴収されている。
買い物する時
■消費税
皆さんが一番よく知っている税金だと思います。2019年10月から10%に上がります。買い物するすべてのサービスにかかります。
内訳
- 国税 7.8%
- 地方税((お店のある都道府県に1.1%、お店のある市町村に1.1%) 2.2%
■酒税
ビール、ワイン、焼酎など種類によって税率は異なります。また1000リットル当たり数十万円と決まっているため、ちょっと複雑です。アバウトに紹介します。
内訳
- 国税 一般的なビールは約35%です。
- 消費税も 10%(2019年10月から)
ビールの場合は合計約45%
■たばこ税
内訳
- 国税 24.2%
- 地方税 23.7%
- たばこ特別税(国税の一種です...特別ってなんだよ) 6.7%
- 消費税も 10%(2019年10月以降)
合計64.6%
タバコはやめましょう...
自動車関連の税金
※2019年10月からを想定
■自動車重量税(国税)
国に2年、あるいは3年ごとにある車検の時に支払います。金額は車の大きさや古さよりますが、1万~5万円くらいです。※エコカーや新車だと1万円より安いです。詳細は検索してみてください。
■自動車税(地方税)
毎年納めます。車の大きさや古さによって2万円~5万円くらいです。※詳細は検索してみてください。
■ガソリンの税金
- (国税) 1リットルあたり約50円
- (地方税) 1リットルあたり約5円
- 消費税も 10%
合計すると、約50%は税金になります。
■自動車リサイクル税
自動車を最後処分するときにかかる費用を税金として自動車を購入した時にあらかじめ徴収しています。約5000円から2万円。
■もちろん購入するときは消費税も 10%(2019年10月~)
マイホームや土地に関する税金
■買うとき
- 不動産取得税 固定資産の評価額の3%(場合によっては軽減あり)
- 不動産登録税 固定資産の評価額の0.15%~2%
■維持費 毎年徴収されます。
- 固定資産税 固定資産の評価額の1.4%(場合によっては軽減あり)
仮に自宅の固定資産の評価額が1000万円なら1%でも10万円ですね😭
まとめ
様々なところに税金がかかっています。今回紹介してない税金もまだまだあります。
正しく徴収されて、正しく国民のために使われているのであれば問題ありませんよね。
しかし、果たしてそうなっているでしょうか?私たちは知らないうちに徴収されて、知らないうちに何かに使われています。
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