生命保険の先進医療って必要なの? 要点を分かりやすく解説!
ガン保険のCMなどで、「安心の先進医療!」というフレーズを聞いたことがないでしょうか。
果たして先進医療はそんなに重要なものなのでしょうか?
分かりやすく、先進医療の要点を解説していきます。
そもそも先進医療とは?
分かりやすくいうと、国からまだ100%のお墨付きをもらってないけど、これからお墨付きを得られるかもしれない治療法のことをいいます。
試験中の治療法だと思ってもらってもいいです。
そのため、国民皆保険が使えず、全額負担となります。
ちなみに、試験段階から進み、国から治療法を承認されると、国民皆保険制度で使えるようになります。
〈参考〉
先進医療治療一覧表です
先進医療保険が実際に役立つことはあるの?
先進医療を大まかに、
■高い治療法
■安い治療法
に分けます。
安い治療法は実際に受けることがあったとしても、そこまで高くないので、備える必要がありません。
問題は高い治療法です。これはガン治療の重粒子線治療と陽子線治療だと思っていただいて大丈夫です。これは1回300万円かかるので、もし治療を受けるなら保険がないと厳しいです。しかし、この治療はガンになったとしてもほとんど受けることはありません。ガン患者さんが年間85万人診断されていて、この治療を受ける患者さんは年間4000人だけです。
1年間にガンになる確率が1%だとしたら(年齢によって異なりますが)、
ガン患者さんの中で、重粒子線治療・陽子線治療をうける確率は0.4%ですので、
先進医療保険が役にたつ確率は0.04%ということになります。
結論
先進医療が役に立つことはめちゃくちゃ低い確率である。
先進医療保険っていくらぐらいなの?
一番安いところを探せば毎月300円で加入できます。
なぜ安いかというと、起こる確率がめちゃくちゃ低いからです。
300円~400円の間をおすすめしますが、500円~1000円という保険会社もありますので、しっかり検討してください。
一番のおすすめ
■セゾンカードを持っている人だけが申し込めるセゾンカード付帯保険が毎月300円で加入できます。セゾンカードは年会費等余分なお金は0円ですのでとてもおすすめです。また、先進医療保険は基本単独では申し込めないのですが、セゾンカード付帯保険は単独でできます。
先進医療保険は入っておくべき?
一番安い毎月300円くらいで加入できるなら、入っておくことをおすすめします。
ただし、保険会社の人が言うままに特約をつける時は注意してください。
また、特約をつけたりすると、内容、料金が不明瞭になる場合が多いので注意してください。
結局、ガン保険の先進医療という言葉にそこまで不安になる必要はあるの?
ないです。
前述しているように、先進医療を行うケースはごく稀ですし、そもそも先進医療保険はそんなに高いものではありません。なので、不安な人は300円ぐらいの先進医療保険に加入しておけば、特に心配は不要です。
じゃあ何でガン保険のCMでは先進医療、先進医療と宣伝しているの?
なぜでしょうか。
おそらく、入ってほしいからですよね...
しっかり検討した上でガン保険に加入するのならいいですが、先進医療という言葉に不安を覚えてガン保険に入るのはやめましょう。
まとめ
先進医療という言葉にそこまで不安になる必要はない。不安な人は毎月300円ぐらいの保険に加入するだけでよい。
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