リーマンショックってなんだったの? 5分で分かるように解説! 

2008年にリーマンショックと呼ばれる世界金融危機が発生しました。

でも、実際にアレってなんだったの?という方が多いのではないでしょうか?

5分でなんとなく雰囲気がつかめるように解説します。

複雑なところを全部省くとこんなことが起こりました



①銀行が、ちゃんと返済してくれなさそうな人たちに、住宅ローン(借金)として一人数千万円を貸した。

②数千万のお金を借りた人のほとんどがお金を返すことができなかった。

③※ 1貸したお金を回収する権利 を持つ人は巨額のお金を回収できず、次々と倒産していった。その中に、当時世界5大銀行と呼ばれるリーマンブラザーズという銀行があり、その名前をとって、リーマンショックと言われている。

ちなみに、
■合計額は約1000兆円
■差し押さえられた住宅は約1000万件
と言われています😫

信じられないですよね😭こんなことが本当にアメリカで起こったんですよ😭

※1 貸したお金を回収する権利を債権といいます。お金を貸した人は、お金を回収する権利を持つことになります。これを証拠にお金を請求することができます。


こんな単純なことが起こって世界中をパニックにさせる金融危機が起こりました。

では、なぜこんな誰もが予想できることが起こったのでしょうか?





銀行はどうしてちゃんと返済してくれなさそうな人たちにお金を貸したのか?


悪い銀行
  1. ちゃんと返済してくれなさそうな人たちにお金貸します。
  2. お金を回収する権利をゲットします
  3. 次に、お金を回収する権利を他の誰かに少し安く売りつけます。しかもこれは安全だし、儲かるよ!と教えて。
  4. こうすることで、悪い銀行はちゃんとお金を返済してくれなさそうな人たちにお金を貸して、お金儲けすることができたのです。

さて、気づいたでしょうか?
誰が、被害にあっているでしょうか?

そうです。お金を回収する権利を売り付けられた人たちが被害にあっていますよね。それは、一般の人であったり、世界有数の銀行であるリーマンブラザーズなどでした。

では、どうして、一般の人たちだけではなく、世界有数の銀行までもが騙されたのでしょうか?



なぜ、騙されたのか?


♦ここが、リーマンショックを理解する上で、最重要ポイントです♦


債権を含めた投資商品を買う時は、A,B,Cなどでランク付けがされています。通常ならば、「今回のようなちゃんとお金を返済してくれるか分からない人の債権」は最もランクの低いCと評価されており、誰もが買うことはありません。

しかし、ここで、悪い銀行は考えます。どうにかして、これをAにしたいと😈

その方法が※2債務担保証券(CDO)という仕組みでした。

※2 これは複雑なので、分かりやすいように例えて説明します。

例えばここに毒リンゴがあります。だれもこの毒リンゴはほしいとは思いません。しかし、段ボールに毒1個をいれて、その上にキレイなリンゴ9個を入れて毒リンゴが見えなくしてしまったらどうでしょうか?そして、この段ボールに入れたリンゴはAランクとして販売することができました。

皆さんは段ボールからリンゴを取り出して、1個1個確認してから購入しますか?それとも売主を信用して確認せずに段ボールごと購入しますか?ちなみにその売主は国の関係機関など、普段皆さんが信用しているところでした。

こうしたことが債権で実際に起こり、段ボールから一つ一つ取り出して確認しない、一般の人や、世界有数の銀行が騙されました。だって、国の関係機関や、普段信用しているところが販売してたので、一つ一つ段ボールから取り出す必要はないと思いますもんね😞

こうした毒リンゴ入りの段ボールをアメリカやヨーロッパの多くの銀行が持つことになります。ちなみに日本の銀行は幸いなことにそんなに持っていませんでした。


まとめ


リーマンショックは悪い銀行が引き起こした人災ということを理解していただけたでしょうか?

そして、倒産することになったリーマンブラザーズももちろん同様のことをしていました。リーマンブラザーズはトカゲの尻尾切りをされたに過ぎません。

世界の多く銀行がこのような不正行為に手を染めていたのです。

そして、だれも法によって裁かれることもなく、また同じことが繰り返されています。

最近、日本で報道されているスルガ銀行問題も本質的にはリーマンショックで起こったことと同じなのです。この積み重ねが世界金融危機を招くのです。


最後に

私たちは今後どのように金融というものを管理していくべきなのでしょうか?金融は悪い面だけではなく、良い面もあります。
現在、IMFや各国の中央銀行が監視していますが、金融という魔物をコントロールできていないのが現状です。

こうした問題に異義を唱える存在として、2008年にビットコインと呼ばれる仮想通貨(暗号資産や暗号通貨などとも呼ばれる)が誕生しています。

興味がある人は調べてみてください。

私の記事でも今後紹介していきます。


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