お金(貨幣)の歴史② なんでお金の誕生により人類は発展できたのか
お金が無い時代はすべて物々交換でしたよね。
その生活を想像してみましょう。
例えば、隣のだれかが私のほしい何かを持っているとしましょう。その人に私の持っている何かと交換してもらえませんか?とお願いしたらその交渉は成功するでしょうか?
おそらく難しいですよね😞
相手がそのモノをほしいと思ってなかったら無理ですよね。
そもそも知らない誰かに声をかける勇気あります?
逆に知らない人にいきなり声を掛けられて、そのお願いをまともに聞きますか?
さて、そのような想像をした時、2つのポイントが浮かび上がってきます。
①自分と、相手のモノの価値が運よく同じにならなければならない。
②相手が自分を怖がったり、不信におもわれたらそもそも交渉ができない。
そんな中、お金が誕生しました。
お金が誕生すると、この2つの問題が無事解決されたのです。
①に関しては何となく分かるかと思います。今の私たちは一度お金に換算して、それからモノのやり取りをしていますよね。
②に関して、どうして解決したかわかるでしょうか?想像してみてください。誰かの持っているものがほしい時、1万円札を持って、「それを1万円で譲ってほしい」とお願いした時、相手はその話をとりあえず聞いてくれるのではないでしょうか?
これが現金の力です。言い換えると現金の持つ信用の力と言えます。この信用の力が人類の発展に大きく繋がっていきました。
お金を通じて他人を信用しやすくなることで、隣の人としゃべる機会が増え、さらには隣の村の人ともしゃべる機会が増えていきました。そうすることで、文化や経済がどんどん発展していったのです。
まとめ
お金の誕生によって、物々交換より交換がしやすくなったり、他人同士が信頼関係を築くことができるようになったりして、そのことが人類の発展にとても役に立った。
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